猫の首輪のバックルについて
バックルとは
バックルとは、主にズボンや腕時計・ベスト・カバンやリュックなどに幅広く使われているベルト留め金の事です。
日本語では尾錠(びじょう)とも呼ばれます。
元々は留め具として用いられていましたが、19世紀ごろからは、実用性から装飾的な要素も加わってきました。
素材は金属・鋳物・皮革・木・プラスチックなど、多岐に渡ります。
そしてバックルの役目は、しっかりと締め付けることですね。
セーフティーバックル
ねこの首輪も、猫の首に付けるためにバックルを使用します。
ただし、猫の首輪に限っては、ある一定の力が加わるとはずれるようになるバックルを使用しています。
猫は高いところから下りたり、ジャンプしたりと行動範囲が広いため、何かにひっかかった時にある程度の引っ張る力で外れないと首吊りなどの危険が伴います。
私が使用しているセーフティーバックルは、約4㎏の力が加わると外れる仕様となっています。
本来、容易にはずれては困るバックルですが、猫の首輪に限っては外れないと困りものということです。
バックルの種類
セーフティーバックルにもいくつか種類があります。
私も、首輪を作るにあたっていくつかバックルを取り寄せました。
色々ありますね。
この他にも、まだありますよ。
丸紐用のもの。平紐用のもの。紐を縫い付けて取り付けるもの。縫い付け不要のもの。色々な種類があります。
私が選んだものは、画像の一番下のセーフティーバックルです。
一番上のバックルも小さくて外れやすいのでとても良いと思ったのですが、装着するのに少々手間がかかるので、首回りを触られるのが嫌な猫ちゃんには不向きかな。。と、思い、やめました。
見た目には、この位の大きさが良いのですけど。。。再度、検討してみようかしら。。。
一番下のバックルは、ねこの首輪といえばこれ、と言う位、使われていると思います。沢山のメーカーさんに採用されているということは、それだけ安全性も確実なのでしょう。
確かに、装着のしやすさ、外れ具合、どれをとっても素晴らしいと思います。
どうなっているの
ところで、このバックルは、どうして一定の力が加わると外れる仕組みになっているのでしょうか。
画像を拡大してみましょう。
なるほどですね。
オスのパーツの引っ掛け部分が左右で違っています。
本来の役目を果たすのならば、両方の引っ掛けが下のようでなければなりません。
これは、上の部分の引っ掛けに引っ掛けるとげのようなものがないですね。これで力が半分になってするっと抜けるという仕組みになっていました。
単純な仕組みのようですが、とげのない引っ掛けの微妙な反り具合とか、きっと計算されているのですね。
とても繊細な仕事だと思います。
首輪あるある
ところで、ある日突然、猫が首輪をしていない!なんてことはありませんか?
我が家の桃は、よく首輪をなくします。
気付いた時には首輪をしていないので、どのような場面で首輪が外れたのかわからないのですが、なくした首輪は探しても探しても見つかることはありません。
たった一度だけ、押し入れの最上段に転がっていました。押し入れには、特に首輪がひっかかるようなフックとか、棒とかもないのでどうすると外れるのか、いまだに不明です。
そして、なくした首輪を持ってきてちょうだいね!と、お願いしても、そのお願いは一度もきいてもらったことはないのでした。
最後に
セーフティーバックルに関しては、自分の猫でバックルの安全性は確認できておりますが、100%安全という保障はありませんので、そこのところはご了承くださいませ。