アトリエたいよう パターンナーとして養った技術を存分に発揮し、着心地の良い、長く着られるオリジナルのお洋服や小物を作っています。スタンダードな中に少し今の空気を取り入れたデザインを心がけ、シャツ、パンツ、トップス等の普段着や、ヨガブルマ、猫ちゃんに負担がかからない安心素材の首輪など。日常にワクワクを感じられるアイテムをお届けしています。

ブルマのこと②

ブルマ作りスタート

 

いよいよブルマ作りをスタートしました。

ブルマを作る上で一番重要視したのが履き心地でした。

 

アーサナの練習をする時に脚を広げにくかったり、上げにくかったり、気になってしまうと、マインドが自分の中に向けられず、単なるストレッチや体感トレーニングになってしまいます。

なので、きつすぎず、ゆるすぎずの丁度良いゆとり分を求めてパターン作りを行いました。

 

鏡の前で、ブルマを履いてはダウンドッグをひたすら繰り返す毎日。

ブルマ着用で一番気になることは、ダウンドッグのようにお尻を突き出すアーサナの時に下着すれすれのところまで、ブルマがめくり上がることの恥ずかしさから、みなさん着用を躊躇するのではないでしょうか。

ここの点を特に注意しました。

 

試作したサンプル品は、ヨガの先生方に試着してもらい、色々と感想をお聞きして何回か修正をした後、ついに第1号が完成しました。

 

あれれ、今お店に出ているブルマとは、随分デザインが違いますね。

ウエストはリブになっていないし、裾もなんだか違いますね。

 

 

ブルマ第1号完成

 

こうして、ブルマ第1号が完成しました。

 

ブルマ普及のために私もブルマデビューをしました。

正直なところ、私は、洋服のサイズはMサイズですが、スタイルには全く自身がなく、ことさら、脚の短い自分が人前でブルマ姿をさらけ出すのはいかがなものかと。。モデルにはなり得ないので、かなり不安がありました。

 

しかし、これも仕事の一つ。そんなことは言ってはいられない訳でして、思い切っていつも参加しているクラスでブルマを履きました。

そうしたら、思いの他、ポーズが取りやすいのです。なんだか、とても快適で、脚を出している恥ずかしさはすでになくなっていました。

膝小僧も出ているので、先生も確実なアドバイスをくれます。

何といっても、お腹が締め付けられていないので呼吸が自然に楽に出来ます。

 

なんだか、良いことだらけでした。

恥ずかしさよりも快適さが勝っていました。なんだか色々なことが吹っ切れたのか、(なんでしょうね。色々って!!)ノビノビと解放感にあふれて、素直に自分と向き合うことができました。

 

そして、一番驚いたことは、クラスの友達がブルマに興味を持ってくれたことでした。

 

 

改良ブルマ

 

ブルマ第1号はまずまずのスタートでした。

 

ただ、100%満足のいくものかと言えば、そうではありませんでした。

実際に着用してヨガのポーズをとってみると、ウエストと裾のゴムにもう少し柔軟性がほしいと感じました。

サイズにピッタリな方、少し細目の方には問題ないのですが、少し大きめの方には、ゴムがきつく感じられるのではないかということです。

ゴムは柔らかめの平ゴムを使用していましたが、着用した感覚では、割りとしっかりした感じです。

 

ウエストと太ももの締め付けをもっと緩やかなものにしたい、けれど、ウエストはずり落ちないように、ふとももは、ゆるゆるで付け根まであがってこないようにプカプカしないようにするには、どのような素材を使ったら良いのかあれこれ考えた末、たどりついたのがリブの使用でした。

トレーナーの袖口や衿ぐりに付いているリブですね。

そ~かっ、リブでよかったんだ。なんでもっと早くに気づかなかったのかしらね。。。

かくして、ブルマの改良はどんどん進みました。

 

リブにするなら、ウエストもハイウエストにしてお腹をすっぽり包み込むデザインが良いな。

どうせなら、もっと脚を動きやすくするために股下にマチをいれよう!と、一気に新しいデザインが生まれました。

おなじみのこちらのデザインです。

 

   

 

右上の裾の丈の長いブルマは、お客様からのご要望で誕生しました。

 

そして、布帛のブルマの登場

   

 

右上のブルマは、ノーマルブルマをアレンジしたデザインです。

以外と街中でも大丈夫ですよ。

 

布帛のブルマは、ウエストと裾にリブの代わりに細いコールゴムをウエストで5本、裾で3本入っています。

シャーリングをイメーイしていただければと思います。

細いゴムなので、あたりが柔らかく、それでいてきちんとウエストと太ももをホールドしてくれます。

こちらは、前面にポケットが付いています。私は、デザインでポケットを付けたのですが、これが意外にも先生方に好評なのです。

 

いまのところ、このデザインでご好評をいただいておりますので、大きなデザイン変更はありませんが、ニットのブルマは、もう少しスリムなタイプも出してみようかと検討中です。

ブルマは、お腹の締め付けが全くありませんので、本当に気持ちよくアサナの練習ができます。

おすすめの1品です。

ぜひ、一度、ブルマを履いてみてくださいね。

 

 

メンズブルマ

 

そして、お客様のご要望で誕生したものにメンズブルマがあります。

クラスの仲間からの要望でした。

 

基本的にメンズとレディースではパターンが違うのですが、ブルマに関しては、股下の長さが短いことと、マチが付いていることで、前後の設定があいまいになりますので、男女の体形の違いをカバーできるだろうと思いました。

なので、メンズブルマもなかなかご好評いただいております。

メンズブルマとして販売しているものは、布帛の1デザインのみですが、ニットのブルマでもサイズが合えば着用いただけます。

股下の長さをもう少し長くしたいなど、ご希望があれば備考欄にご記入ください。

 

ぜひ、ヨガウエアの選択の一つにブルマを加えてみてくださいね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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