猫のあれこれ⑥
アトピー性アレルギー治療の続き
春の掻きむしりが復活してしまってからは、エリカラを付けて、傷口に塗り薬を塗るという毎日が続きました。
日頃から、抱っこされることが苦手な春にとって、毎朝、私に捕まえられて薬を塗られ、たまには爪まで切られるということは、かなりのストレスだったと思います。
傷口は、エリカラで保護されているので1~2カ月もすれば綺麗になります。
綺麗になってエリカラを外し、しばらくすると、また傷が出来て、エリカラをする。。。。。という日々です。
そんなかんなで半年位たったある日、春にとって、エリカラは拷問のようなものではないかしら?と思うようになりました。
痒いのに掻けないつらさ。リカラを掻いて掻いたつもりになっている春を見ていると、物凄いストレスを与えているのではないかと猛省しました。
それで、もうエリカラは外して、一度、専門の病院で診てもらうことに決めました。
かかりつけの先生に相談して、セカンドオピニオンの皮膚科専門の病院に紹介状を書いてもらいました。
春はと言えば、エリカラを外されたことで、今までのたまっていた掻きたい思いが爆発したのか、一瞬のうちに、掻き壊して首回りを傷だらけにしてしまいました。。。。
完全に外傷の状態。これもみんな、お母さんのせいだね、ごめんね。
皮膚科専門病院
思いのほか、 セカンドオピニオンの予約がとれました。
しかし、そこは、わが町吉祥寺からは遠い遠い、江東区なのです。
そして、季節は、7月の終わり。真夏の最中です!(これは、今年の7月ですね)
天気予報は真夏日です。
我が家には車はありません。さすがに、この炎天下の中、電車に乗っていくことはありえないだろうということで、タクシーを予約しました。
タクシーに揺られること1時間。春は鳴きっぱなし。私は車酔い。病院に着いた時点で二人ともボロボロでした。
診察開始
ボロボロになりながらも、私は、問診票を書いたりして気分を落ち着かせ、春も大人しくなり、ようやく、診察に呼ばれました。
先生は、春の傷口を診て、今の状態を詳しく説明してくださいました。
今一番にすることは、まず、傷を治すこと。
まずは、即効性のあるステロイドのお薬を飲むことになりました。
レダコートというステロイド1/4錠を一日1回。これを1週間飲傷の治り具合を見ることにしました。
ステロイドはどうしても副作用の怖さがあるので、使用することには抵抗がありますが、今の春の状態には一時的に即効性のあるステロイドで傷をはやく治す必要があるとのことです。
これは納得。
次回は、1週間後になりました。
ちょっとした遠足
2度目の診察の日はどんより曇り空。
タクシーにすっかりやられた苦い経験から、電車で行くことにしました。
電車の中で、春がどんな反応をするのかドキドキでしたが、これが、全く静かでした。
時々、ニャーと鳴くくらいでとりあえず落ち着いていました。
駅に着いて病院までの道中20分弱。ちょっとした遠足です。
橋を渡りながら思うこと。まさか、春と川を見ることになるとは。。。人生、何がおこるかわかりませんね。
肝心な春の診察の結果ですが、ステロイドで酷い傷の状態はよくなったので、くすりの量を1/8にして2週間様子を見ることにしました。
その後
ステロイドの量を1/8にして2週間飲みましたが、これが、思ったほど効果が出ませんでした。
以前、注射も効果がなかったので、春の体質なのでしょうか。
現在進行形
それから、お薬をシクロスポリンという粉薬に変えて、今に至っています。
多少の痒みはあっても良いと思っています。
痒みから傷になってしまう状態から抜け出せたら良いと思っていまして、先生にも、その思いは伝えてあります。
まだまだ、現在進行形で治療を行っていますので、また途中経過をご報告できたらと思います。
早く、お薬を飲まなくて良い日が来るようにと、お祈りしている毎日です。(もはや神頼みの境地です)
私としては、お薬で痒みを止めている間に、痒みの原因を突き止めて、そこを治療してあげたいので、先生にもその旨伝えているわけですが、なかなか一縄筋ではいかないのが現状のようです。
なんとももどかしいものですね。